こんにちは転職コンサルタントのイッシーです。
昨今結婚して子供がいるにも関わらず、離婚する人が増えています。
「子供を抱えて一定の収入を得られる仕事はありませんか?」
と聞かれることが増えてきました。
そこで今回は女性が未経験でも一定の年収を得られる営業職に関して解説します。
営業職にチャレンジする際の注意点や、どんな人だと活躍しやすいのか、どの業界なら比較的転職しやすいのか、持論を交えながら記事にしましたので、是非最後までご覧ください。
この記事でわかること
女性が未経験で営業職に転職する際に参考になる情報を得ることができます!
女性で営業職として活躍している人は年々増えていますが、未経験で転職しやすい業界は、限られています。
特に女性が良く利用する商材やサービスを扱う業界への転職は、未経験者でも比較的転職しやすいです。
まずは法人営業と個人営業なら、個人営業職が圧倒的に求人数は多いです。
メーカーは製品の製造を行う、モノづくりをする企業を指します。
例えば食品メーカー、自動車メーカー(メーカーではないけど中古車販売)、化粧品メーカー(コスメ、ヘアケア)などです。
メーカー営業は、精神的に負担が大きい飛び込み営業が少なく、厳しいノルマが設定されえていないことが多いのが特徴です。
特に未経験だとルートセールスの募集が多いです。
ワンポイントアドバイス
未経験での営業職の求人は比較的少ないですが、男性中心の業界(例 製造・建設業など)向けの営業職では、全く人気が無いので営業未経験の方でも採用したいという企業のニーズは一定数あります。
人材業界の営業職と言っても、求人広告の営業、人材派遣の営業、人材紹介の営業職が該当します。
テレアポ、飛び込み営業を率先して行う必要があり、離職率も高い企業が多いのですが、業界、職種未経験でもガンガン採用しているのが、この業界の特徴です。
ご自身の適性にハマれば活躍する人が多いです。
WEBサービスと言っても、WEB広告、システム、制作などくくりは大きいのですが、IT関連の営業職になります。
求人数はそこまで多くはないのですが、若くてポテンシャルがあれば、職種未経験者でも採用されています。
ワンポイントアドバイス
女性向けの商材を扱っているクライアントが多いで企業であれば、女性営業職の人が活躍していることが多いです。SNSの運用営業や広告営業であれば、普段からSNSを頻繁に利用している人は採用されやすいです。
不動産営業は、売買、賃貸ともに女性ならではの気配りや安心感を与えやすいので信頼されやすいと言えます。
家の中の動線や住宅設備など女性ならではの視点でアドバイスすることもできるので、お客様としても満足度の高い接客になります。
不動産営業は、性別に関係なく成績で評価される業界なので成果次第では高収入も可能です。
また未経験でも転職しやすい上に、宅建(宅地建物取引士)を取得するための勉強会の開催や、勉強費用を支援してくれる場合もあります。
宅建を取得した場合は、毎月1〜3万円資格手当が支給される企業が多いです。
ワンポイントアドバイス
まったり働きたい人には、地場の賃貸中心の不動産会社への転職をお勧めします!不動産投資会社はノルマが大変なので全くお薦めしません。
保険業界は昔から女性の多い職場のため家庭との両立がしやすく、ライフワークバランスが取りやすいのが特徴です。
また、福利厚生が充実していて、産休・育休以外にも子どもの都合で休みやすい休暇制度や柔軟な働き方がしやすい制度も取り入れています。
保険の営業職でもオンラインや電話により非対面のリモート営業の導入が急速に進み、育児などで家庭と仕事を両立している女性からは
「効率的に仕事ができるようになった」
と会社の制度や職場環境が整えられています。
常に女性の営業職の方を探している業界なので、業界未経験でも転職することは簡単です。
ワンポイントアドバイス
億単位で稼いでいる女性も沢山いらっしゃいますが、女性中心の職場なので、相応の大変さもあります。
営業職は常に自分の数字(成果)を追い求めていく職種です。
そのため、自分の成果を常に実感しながら、プレッシャーを適度に感じることができる女性にはぴったりとも言えます。
女性は感情的な人が多いですが、営業職では
・なぜ売れたのか?
・なぜ売れなかったのか?
・商品、サービスのポイントは?
・顧客にどのように説明した際、反応がよかったか?
このようにポイントを論理的に組み立てて考えることが出来る人が営業職には向いています。
③負けず嫌いな女性
営業職は、社内でも競い合う職種です。
「同期には絶対負けたくない」
「成績トップを獲る」
このようなハングリー精神がある人は、営業成績トップを目指すことができる営業になれるでしょう。
④愛嬌があり、明るい
女性が男性より優れている点でもある愛嬌は必ず営業で役立ちます。
暗くぼそぼそと話しても、相手には響きません。
明るく笑っている女性はそれだけで場を華やかにすることができます。
売らなきゃと必死になってセールストークするよりも、笑顔と明るい声でセールストークすることができる女性は上手くいきます。
相手が望むこと、喜ぶことを的確に察知し、気を配ることができるのは女性のほうが長けていると言えます。
例えば相手のちょっとした仕草で気持ちを読み取ったり、書類の不備に目が止まったりするため顧客の些細な疑問点にも気づくことができます。
営業職は、相手の言葉だけでなく表情などからも「本当に抱えている課題」「要望」を見抜く必要があります。
気配り上手であれば自然とそのような変化に対応することが可能なので、顧客にとってはとても心強い営業になることができます。
営業職では、コミュニケーション能力が非常に重要です。
性格の違いや個人差はありますが、一般的に男性より女性のほうがコミュニケーション能力が高いとも言われています。
相手に共感する能力が高く、盛り上げることが得意な女性は顧客と打ち解けるスピードも速いです。
また、営業職では、受注後のアフターケアも重要です。
顧客が購入した商品、サービスに問題はないか?問題点などが発覚した際も懇切丁寧に対応することが重要です。
個人を相手とする製品・サービスにおいて、購入意思の決定は女性がすることが多いです。
女性客が考えていることを推測することが大切ということは、同性の女性営業職の方に意見が求められます。
特に保険、住宅、自動車などの大きな買い物はこういった傾向が顕著です。
営業職の場合は「実績が給与に大きく関係する」ため男女問わず昇給、昇進できます。
営業職は、実績=評価といっても過言ではないほど、実績が評価に直結する職種です。
「男性に負けないくらい高収入を目指したい」
「個人の成績で評価を受けたい」
「シングルマザーだけど稼がなければいけない」
このように考えている女性は営業職に向いています。
ただし、昔ながらの古い考えを持つ会社に入社してしまうと、営業職といえど女性だから大きな仕事は任せられない、結婚したら辞めるんであろうと思われ評価されにくい場合もあるので、会社選びは重要です。
女性は結婚後、家事、育児、介護などで負担が増えるため、柔軟な働き方をしたいと考える女性が多いです。
営業職は結果が重視されます。
結果が伴っていれば、仕事での時間の使い方を言われることは無いため、企業によってはやるべきことが終われば早く帰ることも可能です。
取引先での仕事を早く終えることができたら、会社に寄らず直帰できるケースもあります。
晩御飯の作る時間の確保や、子どもを保育園に早めに迎えにいくこともできるため時間を調整しながら働くこともできます。
女性特有の問題ではありませんが、売上、契約件数、顧客獲得数など営業職の場合は終わりがないノルマや目標が掲げられているので、終わりのないノルマと戦う必要があります。
ノルマをやりがいと考えられるか、考えられないかで大きく変わります。
ノルマをプレッシャーと捉えてしまう人の場合は、営業職に過度なノルマを課していない企業を選ぶというのも一つの手です。
営業職だけに限りませんが、女性は仕事をしていく中でまだまだ男性と比較されてしまう機会が多いです。
「女性だから早く帰れていいな」
「女性だから仕事がとれた」
女性が仕事が出来ても、出来なくても嫌味を言う人はまだまだ一定数いるのが現実です。
女性は男性と違って、体のつくりが違います。
寒い日や、暑い日など、日によってはお客様への訪問が大変な日もあります。
営業職は会社によっては長距離の移動を伴うことがあり、体力を消耗してしまう場合もあります。
体力が無いよりは、あった方が良いでしょう。
「営業職には残業が付き物」というイメージがある方も少なくありません。
応募先の残業時間を確認するためにも、面接の際に1日の業務の流れや勤務時間を直接聞いてみたり、転職エージェントに内部事情を問い合わせてみることをおすすめします。
結婚を見据えた女性は誰しも、産休・育休制度を必ずチェックしましょう。
また、産休・育休を取得できるかだけでなく、復帰後育児と仕事の両立に職場の理解があることも女性の働きやすさには重要です。
これは女性特有なのですが、女性は結婚、出産で辞めやすいイメージをいまだに多くの企業が持っています。
そのため転職活動の面接で、結婚、出産のことを確認する企業はいまだに多いです。
面接の際には、働く上で「今後のライフプラン」を明確に説明することが大切です。
このライフプランが曖昧だと、採用する側もリスクととらえてしまい「すぐに辞めそうだ」と判断してしまいます。
営業職として活躍するためには
・コミュニケーション力
・ヒアリング力
・交渉力
・行動力
・トラブル対応力
・プレゼンテーション力
このようなスキルが必要になります。
これらの要素の中で「これは人に負けない」「これには自信がある」というスキルをアピールポイントとして選びましょう。
アピールポイントは、前職の実体験などももとにエピソードとして説明するとより効果的に採用担当者に伝わります。
女性が転職をする場合
「女性が活躍できる職場なのか?」
「産休や育休に積極的且つ理解がある会社なのか?」
いまだに男性が有利な会社や「女性だから」という言葉を使う古い考えの人もいます。
このようなポイントを予め知っておく必要があります。
求人サイトや企業ホームページだけではわからないことも、転職エージェントを活用して情報収集することもできます。
転職エージェントは求人票には掲載されていない内部情報を知っているため、細かいことは転職エージェントに確認することで企業の情報を網羅した上で応募することができます。
入社前の企業研究は必ず徹底してやりましょう。