今回の記事では、20代の方で営業職に転職を考えている方におすすめの業界について解説します。
営業職はお客様の要望や課題に寄り添いながら、解決できるよう自社の商品やサービスを購入してもらえるよう促すことで、会社の売上に貢献するのが「営業職」です。
どの企業にも営業職の人はいますので、どこの企業でも重宝されるお仕事です。
「経験がないと難しいのではないのか?」
そのように思われる方もいるかもしれません。
しかし「営業未経験者」でも営業に転職することは可能です。
また、営業職に転職するために必ず必要な資格もほとんど無いため、未経験でもチャレンジしやすい業種です。
人材業界といっても、人材紹介と人材派遣、求人広告の営業の仕事に別けることができます。
人材業界のお仕事でも人材紹介と人材派遣、求人広告の営業それぞれ特徴は異なります。
人材紹介の営業は、企業と求職者のマッチングを図り、両者の橋渡しのような役割を担います。
クライアント企業が求める人材をヒアリングし求人を掲載、応募者の中から最適な人材を選出して紹介し雇用してもらうのがメインの仕事です。
人材業界は、未経験歓迎の求人が多く、扱う商品が多くないため仕事を覚えやすいのが特徴ですが、コミュニケーション能力の他、市場ニーズを把握することや世の中の流れに敏感であることも重要です。
不動産業界は、戸建て、マンション、アパートの住み替えに関わる需要があるため、売買や賃貸の仲介の求人数が増えています。
営業未経験だとしても、入社後の研修や専門資格の取得支援体制が整っている企業が多いため転職しやすい業界と言えます。
コロナ禍においても採用を止めず、積極的に採用していた数少ない業界です。
先述した不動産業界と近しいのですが、古くなった戸建て、マンション、アパートを再生させるめに家主や不動産会社に対して、リフォーム・リノベーションの営業を行います。
知識は入社してから覚える方が大半のため、営業経験未経験者でも可能です。
実際弊社のお客様であるリフォーム会社様でも、リフォーム業界未経験の方を積極的に営業職として採用しています。
通信業界と聞いて、どんな商材をイメージしますか?簡単に言うと法人向けに携帯電話、光回線、サーバーなどのネットワーク機器、コピー機などを提案する仕事になります。
代表的な会社としては「光通信」という大企業があります。
営業職としては、とてもハード場部類のお仕事になりますが、学歴が無い、無職期間が長いなど経歴に不利な人がキャリアアップする仕事として選択する人が多いのも、この業界の特徴です。
とくに光通信で実績がある人は、転職市場においてとても重宝される人材になります。
保険会社の営業は自社の商品を販売する、もしくは代理店として提携企業の商品を販売するのが主な仕事内容で、個人営業が中心のため多くの人材が必要になります。
近年人材不足に悩まされており、積極的に採用し即戦力となるよう自社で育てようという姿勢が強いようです。
代理店のカウンター営業や、代理店支援部門の求人などがあり、未経験者でも挑戦しやすい分野の求人が増えています。
人生において購入するもので2番目に高いのが「保険」ともいわれているため、インセンティブの比率も高く、トップセールスマンは年収1000万円を超えることも可能です。
また、チームプレーよりも個人プレーで結果を求められる仕事のため「個人で活躍して評価されたい」という人が向いている業界でもあります。
広告業界は、WebサイトやSNSなどに広告を掲載する「Webメディア」「インターネット広告」やテレビや雑誌などに広告を掲載する「マスメディア」などで、顧客のほとんどが法人です。
「Webメディア」や「インターネット広告」は、急速にニーズが高まったのもあり経験者が少なく、未経験でもハードルが低い業界とも言えます。
しかしあらゆる媒体・広告を扱っている大手総合広告代理店は未経験者採用をほとんど行ってないため、未経験の方が広告業界に転職するのであれば「Webメディア」「インターネット広告」に特化した広告代理店がおすすめです。
法人営業は、企業や団体を相手として、物やサービスを売る仕事です。
企業を相手にするため予算が高くなりやすく、数億円などの大きなプロジェクトに関わることができる可能性もあります。
そのため、やりがいを感じやすいですが成約までの期間が個人営業に比べて長い傾向があります。
個人営業は、法人ではなく個人を相手に物やサービスを売る仕事です。
意思決定者と直接商談を行うため法人営業に比べ契約までの期間が短く、スムーズに受注しやすいのが特徴です。
有形商材とは、手に取ることができる形のある物を言います。
例えば、自動車、食品、住宅、電化製品
有形商材は、お客様側に実際に商品を実際に見せながら説明することができるので、イメージを湧かせて購入まで促せることができます。
一方、無形商材とは、一つの形として定めがないもの、目に見えないものを言います。
例えば、研修、コンサルティング、人材、広告宣伝、保険
無形商材は形がないものを売るため、お客様に使っているイメージを湧かせるのが難しくなります。
有形商材と比べてもすぐに購入となるケースは少ないため、最初は少し戸惑う人が多いでしょう。
営業職では自分の役職に関わらず、先方の管理職クラスの方と商談するということも少なくありません。
これは事務職のような直接顧客と接する機会が少ない職種にはない特徴の一つです。
クライアントの中にはビジネスパーソンとして尊敬できるような人の出会いや、クライアントに気に入って貰えている場合は、独立するときの顧客になってくれたり、ヘッドハンティングを持ちかけられる場合もあります。
営業職の場合、普段会うこともない方と会える、そして関係性を持つことができるというのも魅力の一つです。
営業職にとって必要なコミュニケーション能力とは、相手に応じて会話のキャッチボールができる能力のことです。
ただ一方的に提案ばかりしても、上手くはいきません。
・相手にストレスを与えないコミュニケーション方法を選ぶ
・スピード感を持って対応する
・相手にとって役立つ存在になる
こういったことを意識するだけでも人間関係が円滑にいくようになりますので、普段の生活にも活きてきます。
営業職は、成績が売上という金額で具体的に表れます。
営業職としてのレベルやスキルを客観的にはかることができるため、成長意欲にも繋がります。
他の職種と比べて評価の基準が明確になりやすく、実績を上げれば社歴に関係なく評価してもらいやすいのが特徴です。
売上目標を達成すれば昇進や昇給に繋がり、大きなやりがいを実感できます。
また、自分の成績を数字で確認することで反省点や課題も発見しやすくなります。
成績が不調だった原因は何だったのか?今後どう対処していけばいいのかという解決能力も養われ、その対策次第で翌月の営業実績に反映されます。
業界によっては、基本給以外にインセンティブが発生する場合があります。
インセンティブとは営業目標を達成した社員に対して支払われる報酬のことを言い「歩合給」とも言われます。
達成率によってもインセンティブの金額は変わりますので、やる気に繋がります。
中でも不動産業界や、自動車販売は取り扱う商品が高額なため、インセンティブが高いとも言われています。
自身の努力の結果が給与として返ってくるため、おおきなやりがいを感じやすいのもやりがいの一つです。
営業職未経験だとしても、前職までの経験やスキルが活かせるチャンスは大いにあります。
求人内容を見ながらこれまでのスキル、経験のどんな部分を活かせるのか?を明確にさせることで、自己PRの内容を深く掘り下げることができます。
営業職として活躍するためには
・コミュニケーション力
・ヒアリング力
・交渉力
・行動力
・トラブル対応力
・プレゼンテーション力
このようなスキルが必要になります。
これらの要素の中で「これは人に負けない」「これには自信がある」というスキルをアピールポイントとして選びましょう。
アピールポイントは、前職の実体験などももとにエピソードとして説明するとより効果的に採用担当者に伝わります。
営業職は未経験でも転職可能というメリットもありますが、ブラック企業や違法ノルマを設定している企業もあるので注意しましょう。
・インセンティブが良すぎる
・高収入を売りにしている
・常に求人を出している
このような企業は避けることをおすすめします。
未経験からの転職には「転職エージェント」の利用をおすすめします。
転職活動において、採用側の考えをイメージすることは大切です。
未経験者の場合は、求職者の経験・スキル・人柄などを見たうえで営業職として活躍できるか?を見極めていきます。
転職エージェントに相談するメリットとしては、こういった採用側の考えを理解した上で、適切なアドバイスをもらえるところにもあります。
志望動機の書き方やキャリアの棚卸の方法についてもより具体的なアドバイスを受けることができます。
特に面接対策では、企業ごとに採用の傾向や求める人物像を分析し、求職者の転職したい企業に絞ったアドバイスをしてくれます。
また、転職エージェントを活用することで効率よく好条件の求人情報を教えて貰えることも可能です。
「非公開求人」や「独占求人」など一般に公開されている求人よりも、好条件・好待遇なものが多くそういった求人に応募できるのも転職先の選択肢が広がり、転職成功に繋がりやすくなります。