こんにちは、イッシーです。
2018年に「働き方改革関連法案」(正式名称:働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案)が可決・成立しました。
そして現在長時間労働やパワハラなど企業では様々な事が問題になり、その様な問題を抱えている企業をブラック企業呼ぶ様になってきました。
この記事ではブラック企業あるいは過酷な労働環境に陥りがちな企業の見分け方を、ご説明したいと思います。
※あくまでも個人の見解になります
過酷な労働環境に陥りがちな企業の特徴は主に3つの特徴があると考えています。

扱う商材が他社と明確な差別化ができているのか?
就職・転職先の企業で扱う商材が「他の競合企業と明確な差別化ができているのかどうか」がブラック企業になりがちかどうかの一つ目の特徴になります。
どういうことかというと、「明確な差別化」ができていないと、結局は「安売り競争」になる傾向が高いです。
安売り競争になると、どんどん利益が減っていきます。そうなるとそのシワ寄せは、どこに来るのかと言うとコストを削減することが一般的です。
その中でも人件費も該当します。
利益が出なければ、従業員の給料も上がらないですし、残業代もしっかり払う体力もないですし、沢山の従業員も雇うこともできません。また安い賃金なので退職者も続出します。

ビジネスモデルで働き方が違いがある
2つ目の特徴は、ご自身が勤めている会社、これから就職しようとしている会社のビジネスモデルが関係してきます。
これは「明確な差別化ができているのか」と近い話になるのですが、その企業の商売が「ストック型の収益モデル」なのか、あるいは「フロー型の収益モデル」なのかによって変わってきます。
初めて「ストック型」「フロー型」という言葉を聞いた方もいるかもしれません。
ストック型の収益モデルについてお話しすると、ストック型とは、毎月(または毎年)、決まった金額がチャリンチャリンお金が入ってくるビジネスモデルのことを言います。
最近だとサブスクリプションと呼ぶ場合もあります。
例えば携帯電話とか電力会社やガス、水道など毎月皆さんがお金を払っていることがストック型のビジネスモデルになります。
ストック型のビジネスモデルの営業マンは比較的、寝ててももお金が入ってくるので比較的余裕がある会社が多い傾向があります。
その他のストック型のビジネスモデル
・定期購入型ビジネス、教室ビジネス、会員制ビジネス、賃貸ビジネス、
フロー型のビジネスモデルというのは、一度契約したらそれっきりお金が入ってこないとか、その都度都度で仕事を請け負ういうビジネスモデルになります。
例えば不動産の販売業とか一度販売したら、そのお客さんとの付き合いが当分無くなってしまいますよね。
もちろんその後10年後、20年後リフォームでお付き合いあるかもしれないんですけども一度商品を販売したら、当面仕事に繋がらないと思います。
この様なビジネスをフロー型のビジネスモデルと言います。

なぜフロー型の収益モデルが過酷な労働環境、ブラック企業になりがちかと言うと、フロー型だと、都度新規のお客さんを捕まえないと、売上が上がらないからです。
例えば今月 1億円の販売目標が設定されている場合には、毎月1億円を販売するお客さんを見つけなければいけません。
毎月目標数字を追いかける必要がありますので、そうなるとガツガツ営業をする必要が出てきますし、目標数字に届かないと長時間働かなければいけなく場合も出てくると思います。

労働集約型のビジネスモデルかどうか
三つ目のブラック企業の特徴になりますが、今のお勤めの会社や今後就職しようとしてる会社のビジネスが、「労働集約型のビジネスモデル」かどうかという点が非常に重要になってくるかと思います。
労働集約型のビジネスモデルとは、「人間の労働力に頼る割合が大きい産業」のことをいいます。
人間が働く時間に比例して売上が上がっていくビジネスのことを、「労働集約型ビジネスモデル」と言います。
人がいないと売上が上がっていかないので、結局は長時間労働に繋がりやすいです。
労働集約型の特徴は労働生産性が低く、労働者の賃金も低くなりがちです。
なので今働いている会社、これから就職する会社が労働集約型のビジネスモデルなのかどうかというのを考えてみて下さい。
今は労働集約型なんだけれども、今後機械やたロボット使ったり、人工知能を活用して、日々の業務が改善できる余地があるのであれば今のお仕事でも良いとは思います。
逆に全く業務の改善ができないという仕事だったら、僕は「転職した方が良い」のかなと思います。

中小企業だからブラック企業?
ブラック企業大賞のノミネート企業を見てもらえれば分かるのですが、中小企業だからブラック企業、大企業だからホワイト企業なのかというのはあまり関係なくブラック企業大賞にノミネートされています。
大企業でもビジネスモデルによっては過酷な労働環境になりやすいです。
逆に中小企業でもストック型の収益モデルで、労働集約型のビジネスモデルじゃなければホワイト企業の可能性は高いです。
その会社のビジネスモデルや取り扱っている商材によって過酷な労働環境になるかならないかっていうのが僕は別れてくると思います。

人間関係で追い詰められている人へ
会社の上司や同僚はなかなか選ぶことはできません。
入社してみないと分からないことも沢山あると思います。
その時上司や同僚がたまたま嫌な人で精神的に追い詰められている場合には、精神的に追い詰められる前に、会社の人事に相談するとか、誰か相談できる人になるべく早めに相談してください。
相談してもダメだった場合は転職した方が良い僕は思います。精神的に追い詰められる前に、前倒しで行動してかないと、やはり精神やられてしまうので心がけていただければなと思います。
