あなたは転職に必要な「転職力」を意識して転職活動していますか?

こんにちは、転職コンサルタントのイッシーです。

さて今回は、転職活動でもっとも重要な能力である「転職力」について解説していきます。

この転職力とは私が考える、転職活動で最も大事な能力だと考えています。

そして未経験のお仕事にチャレンジする方や、ちょっと今回の転職は経歴的に不利だなと感じている方は特に身に付けて欲しい能力になります。

この能力をしっかり転職活動に活かすことができれば、未経験の業界、職種への転職であったとしても、企業から評価され内定を獲得することがでいる確率は高まります!

一般的に転職活動で重要な事とは?

過去の経歴や実績は転職活動においてとても重要なことではありますが、転職エージェントや、私の様な有料で転職対策を実施する転職のプロでも、あなたの過去の経歴や実績を変えることはできません。

そして実は過去の経歴や実績だけでは転職活動が必ずしも上手くいくとは限らないのです。


①専門性 (業務経験等)
②マネージメント能力
③高いコミュニケーション能力
④問題解決力

上記の様な力があなたに備わっていたとしても、私が考える「転職力」が著しく低ければ、転職活動が上手くいくとは限りません。

この「転職力」を身に付ければ、転職活動において必要とされる能力が多少見劣りしていても逆境を跳ね返して「内定」を獲得する可能性が高まります。

転職力の定義とは?

転職活動の面接官は、あなたが話す態度や話す内容で「選考を通すか、落とすか」判断します。

ですので、転職活動においては「面接官に適切な内容を適切な表現で伝える力」が転職活動において一番必要な能力だと思います。

そしてこの「面接官に適切な内容を適切な表現で伝える力」を転職力として定義致しました。

とても当たり前の様に聞こえている方もいるかもしれませんが、実はこれは非常に難しく、実際本気でやるとなるとかなり細かい作業を繰り返す必要があります。

転職力は2つの能力で構成される

私が考える「転職力」とは主に2つの能力から構成されます。

①「企業が今回採用したいと考える人物像を明確にする力」

まず一つ目の転職力を構成する能力として「企業が今回採用したいと考える人物像を明確にする力」になります。

これはどういうことかというと、求人票には複数の必須条件もあれば歓迎経験が記入されていると思います。

しかし私は全てを満たしている必要は無いと思ってますし、面接の場でアピールできることは数少ないのが実情だと思います。

また企業側も全ての項目を平等に重要視している訳ではなく、その求人毎に重要視している条件があるはずです。

その企業が重要視している条件を的確に見つけ出し、限られた時間内に効果的にアピールする必要があります。

仮に企業側が重視する採用条件を探っていない人は、自分は何をアピールしたら良いのか分からないので、十分に採用基準を満たしている力を持っている人であっても、ご自身が勝手に考えた検討違いな強みを話すしかないので、結果的に選考が通らない人が数多くいらっしゃいます。

例えば同一企業の営業職の求人であったとしても、第二新卒者を採用したい時もあれば、新規営業の経験者を採用したい時もあれば、中堅社員を採用したい場合もあります。

中堅社員を採用したいと考えていれば、もしかしたら後輩を指導した経験を重要視される場合もあります。

上記の例の様に

「企業がその時に一番どの様な人材を求めていて」

「何をアピールすれば良いのかを考える」

ことはとても重要な能力になります。

ちなみに求人票で具体的なことが書かれている項目は、その求人票の条件の中でも重要視される場合があります。
あとは仕事内容から逆算して、必要スキルを考えると良いと思います。


顧客折衝経験のある方  ←曖昧
営業経験1年以上ある方 ←具体的
人柄重視の採用     ←曖昧

そして「企業が今回採用したいと考える人物像を明確にする力」だけでは、まだ不十分です。

②「何をどの様に話すのかを考えられる力」

二つ目の転職力を構成する能力として「どの様に話すのかを考えられる力」になります。

言い換えると「どの言葉(表現)を使ってどの様に伝えるべきか考える力」になります。

これは、先ほど説明した「企業が今回採用したいと考える人物像を明確にする力」とセットになるのですが、企業がどの様な人物を採用したいのか、明確になったとしても、今度は自分がその対象だと短い時間で、効果的に伝える必要が出てきます。

営業職経験がある方であれば、イメージしやすいかと思いますが、伝え方によって、お客様の反応が違う事は多々あります。

例えばあなたが生命保険の営業マンだった場合、お客様に保険商品を説明する際に

「この保険は将来のリスクを軽減させることができます」

「この保険は万が一のリスクと長生きリスクを軽減させることができます」

と言うのでは、お客様の反応は全然違うかと思います。

お客様が老後の生活に不安を抱えているのであれば、「長生きリスクを軽減させることができる」という言葉に興味を持つ可能性はあります。

逆に「この保険は将来のリスクを軽減させることができます」と言うだけではその商品の魅力を効果的に伝えられてはいません。

また転職活動の面接の場でも「顧客視点を持って働ける人」を採用したいと考えている企業であれば

「個人向けの保険の営業を3年間していました」

と言うのと

「常に顧客視点を持って、個人向けの保険の営業を3年間していました」 

と言う場合では、面接官の印象は全然違うと思います。

あなたが今まで仕事をしてきた中で、企業が求める強みや経験をしているのかを探し出して、それをどの様な表現(具体性、単語等)で伝えるのかを考え抜く必要があります。

あなたが話す態度や話す内容で「選考を通すか、落とすか」判断される

転職活動の面接官は、あなたが話す態度や話す内容で「選考を通すか、落とすか」判断します。

ですので、転職活動においては「面接官に適切な内容を適切な表現で伝える力」がとても重要になります。

適切な内容は求人内容で変わりますし、あなたが今までどの様な経験をしてきたのかでも変わってきます。

この内容はあなたの頭の中に必ず眠っています。

ですので自己分析、求人研究をしっかりやった上でこの「転職力」を意識した上で面接対策を実施して頂ければと思います。

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