こんにちは、転職コンサルタントのイッシーです。
今回は20代の第二新卒者として転職する人に、是非お薦めしたいお仕事を3つご紹介します。
なぜ今回第二新卒者に絞って仕事を紹介するかというと、第二新卒者は比較的未経験の仕事にまだチャレンジしやすいからです。
第二新卒者とは、大学卒業後の22歳から25歳前後の方が、2回目の新卒採用として、主に未経験の業界や職種に転職する人の事を言います。
中途採用は基本的には即戦力として採用されます。
なので中途採用においては、仕事内容を変えるのは、本来難しいのですが、20代前半から中盤の若手人材なら、仕事内容をガラッと変えるのは比較的容易です。
今回ご紹介する仕事は、これからの時代でもまだまだ必要とされ、転職市場においても、市場価値を高められキャリアアップが見込めるお仕事です。
一つ目の仕事は無形商材の法人営業のお仕事です。
無形商材とは、物質的ではない商材のことで、金融、広告、ITWEBシステム、人材業界などが該当します。
逆に有形商材とは、日用品や家電、衣類、不動産など、形のある商材はすべて有形商材に該当します。
「なぜ有形商材ではなく、無形商材なのか?」
というと、有形商材は営業担当者ではどうしても変えられない部分で、その商品の売れ行きが変わってしまいます。
例えばあなたが動画を撮影できる最高のビデオカメラを販売していた場合、
お客様はなるべく安くて高画質なビデオカメラを求めていれは、あなたは何も言わなくても、完全にそのビデオカメラの機能と値段だけで、そのカメラが売れるかどうか決まってしまいますよね。
値段が高くて、映りが悪いビデオカメラは売れません。変な話お客様をだまして売るしかないですよね。
逆に無形商材の場合は、価格やスペックだけで売れ行きが左右されるだけではなく、提案内容次第で、売れ行きが決まる可能性があります。
良い提案をするには、ヒアリング能力や、コミュニケーション能力、専門的な知識など複合的に働かせる必要がありますので、
転職市場においては、無形商材の営業職のお仕事は、有形商材よりも評価されています。
またなぜ個人ではなく法人相手かというと、法人相手の取引だと、個人向けよりも、何人もの関係者や部署に納得して頂かないと、サービスを販売できないことが多々あります。
そのため営業プロセスが複雑になり、高度な営業力が必要になる為転職市場では評価が高い理由になります。
無形商材の営業職を経験すると、キャリアアップや、キャリアの選択の幅が広がりやすくなります。
理由は、無形商材の場合、商品力に依存しない為、ご自身の能力次第で結果が変わってきます。
ですので業界が変わったり、商材が変わったとしても営業職として結果を出す再現性が高いです。
そのため、将来的に業界が変えたり、商材を変えてキャリアアップしている人が多数いらっしゃいます。
もちろんキャリアアップというのは営業職だけではありません。
営業職で培った、専門知識や、交渉力や提案力は様々なお仕事に活かすことはできます。
人によっては、人事や企画、マーケティングなど様々な職種に転職される方もいらっしゃいます。
例
人材紹介の営業職→ 人事部の採用担当
銀行の営業→経営企画
ネット広告営業→WEBマーケティング
実際私も銀行の法人営業の仕事を経験したおかげで、ITサービスの営業の仕事や、人材紹介、広告代理店の仕事など、業界や、商材が変わったとしても、今までの経験を応用することで、結果を出すことができています。
ご自身の可能性を広げたいと考えている方には、無形商材の法人営業のお仕事はお勧め致します。
二つ目の仕事はWebマーケティングのお仕事です。
Webマーケティングと聞いて、どんな仕事内容をイメージされますでしょうか?
良くWebマーケティングの仕事に転職したいという若手の方から相談受けるのですが、皆さんに
「Webマーケティングと聞いて、どんな仕事内容をイメージされますでしょうか?」
と聞くと人によって回答が違います。
そもそもどんな仕事をするのか、イメージしていない人すらいたりします。
Webマーケティングとはひと言で言うとWebサイト、Webサービスを用いて「より多くの商品・サービスを売るための活動」を指します。
現代では検索エンジンや広告、SNS、オウンドメディアなどの手段を使って集客していますが、日々Webマーケティングの方法は変わっていたり、種類もドンドン増えています。
例えばYouTubeで自社のチャンネルを開設している企業も増えてきましたが、これもWebマーケティングの施策の一種になります。
ですのでWEBマーケティングの仕事に転職する際には、その企業では具体的に、どんなWebマーケティングの仕事をするのか?という事は、必ず確認してください。
転職市場で評価される仕事と、評価されない仕事がありますので、Webマーケティングと聞いて、無条件で飛び込むのは辞めてください。
今現在は、IT企業だけではなく、今までWebマーケティングとは無縁だった業界や企業までもが、Webマーケティングで集客、販売をする時代です。
今後1社につき、最低でも1人はWebマーケティング担当者は採用される時代になると思います。
Webマーケティングができる人材は、どの企業でも必要不可欠な存在になると思いますのでキャリアの幅は相当広がりますし、転職市場においても評価はとても高いです。
まだまだ人材の供給が追いついていませんので、第二新卒で未経験でチャレンジできる求人があれば、是非チャレンジして頂きたいなと強く思っております。
3つ目はWebプログラマーのお仕事になります。
プログラマーの主な仕事内容は、一言でいうとプログラミング言語、Java、PHP、Python、Rubyなどのプログラミング言語を用いてシステム開発を行うことです。
プログラマーは、ちまたではIT土方(アイティどかた)というような表現で、揶揄され、プログラミングスクールに行くことや、プログラミング言語を覚える事に対して、否定的な意見をいう方もいらっしゃいます。
しかし僕は2つの理由でプログラマーはとても魅力的なお仕事だと考えています。
プログラマーは現代の大工さんだとイメージして頂ければと思います。
最初のうちは見習いとしてスタートしますが、ご自身の努力次第ではバンバン仕事を選ぶこともできますし、学歴や職歴で転職の合否が決められることはほとんどありません。
全てはあなたの腕次第です。
腕が良ければ仕事に困ることはありませんので、学歴や職歴に不安がある方にはおすすめです。
中長期的には、AIなどの人工知能に仕事を奪われる可能性はありますが、仕事がゼロになることはありません。
またずっとプログラマーをやるべきだとは考えていません。
あくまでもプログラマーという仕事を軸に、ご自身のキャリアの幅を広げていくという、戦略的にキャリア形成をするのであればとても魅力的なお仕事です。
例えば、プログラミング×営業、プログラミング×企画、プログラミング×人事、プログラミング×広報、プログラミング×広告 などプログラミングを軸に、その他の強みを後から付け足すことは可能だと思いますし、実際その様なキャリアを歩んでいる方もドンドン増えています。
但し3つ注意点はあります。
実はプログラミング言語は一つではありません。人気の言語もあれば、不人気の言語もあります。どのプログラミング言語を習得するかによって、転職先や、年収は変わります。
※株式会社ビズリーチが運営する求人検索エンジン「スタンバイ」で「プログラミング言語別年収ランキング2018」を公表しています。https://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2018/0807.html
どのプログラミング言語を習得するかは結構重要になります。その時々のトレンドにあわせて選択してください。
プログラミングは覚えることが沢山あるし、トレンドの移り変わりが早いので、自分で調べて学習できる人じゃないと相当キツイと思います。
常に学び続ける必要がありますので、勉強が嫌いな人は絶対に向いていないと思います。
実は僕も2016年にYouTubeで大人気社長である、まこなり社長が運営する「TECH::CAMP」というプログラミングスクールに通ってRubyというプログラミング言語を勉強しました。
そのコースでは、プログラマーになるというコースではなく、プログラミングとはどんな事をするのか?プログラマーの人はどんな仕事をしているのか?という事を学ぶために通いました。
ですので、WEBサービスはどの様に作られているのかは理解できましたが、自分がプログラマーとして適性が無いことは良く分かりました。
僕からのアドバイスとしては、いきなり仕事を辞めてプログラマーになるよりは、「TECH::CAMP」の様なプログラミングスクールである程度、適性を確認してから、真剣にプログラマーになるかどうか検討すべきだと思います。
実際やってみたけど、自分には向いていない、自分がやりたい事ではなかったと気づいても後戻りはできませんので、ご注意下さい。
個人的にはTECH::CAMP凄い良かったので、興味のある方は、僕のブログでも記事にしていますので、是非ご覧ください。
第二新卒の転職においては無形商材の法人営業職、Webマーケテインング職、プログラマー職のお仕事をお勧め致します。
ご自身の適性や、やりたいことにあわせて選択して頂ければと思います。
第二新卒に強い転職エージェントさんを紹介していますので、複数の転職エージェントに相談して、ご自身と相性のよい担当者さんと二人三脚で転職活動を進めて頂ければと思います。