こんにちはイッシーです。
この記事では、ブラック企業が無くならない理由について僕なりの考えをお話ししたいと思います。
この記事で言うブラック企業とは
「若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む企業」
※ウィキペディア(Wikipedia)を引用
とさせて頂きます。
「なぜブラック企業が生まれるのか?」
ということについて、まずは話したいと思います。
結論としては、ホワイト企業よりもブラック企業の方が企業は利益を出せるからです。
過重労働をさせる、違法労働をさせる、パワハラをして無理やり働かせる行為をして、利益がでないのであれば経営者は本気で職場環境を改善するはずです。
しかしこれだけ世間でブラック企業は「悪」だという認識が広まっているにも関わらず、ブラック企業が存在するのは、経営者が職場環境を改善したくないと思っているからだと思います。
なぜなら職場環境をホワイトに改善してしまうと、利益が出なくなるからです。
仮に経営者が職場環境を改善しようと思っても「過重労働・違法労働・パワハラ」が横行している職場の改善はとても大変です。
なぜなら単純に「過重労働・違法労働・パワハラ」を辞めようと叫んだところで、何も変わらないからです。
ブラックな体質を変えるには、時にはビジネスモデルを変えなくてはいけませんし、業務も大幅に改善する必要が出てきますし、人も大幅に入れ替える必要が出てくるかもしれません。
要は大幅に企業の体質やビジネスモデル、仕事のやり方を変えないと「過重労働・違法労働・パワハラ」な職場環境は改善できないのです。
ブラック企業をホワイト企業に変えるには、企業側の大幅な改善が求められることが分かって頂けたと思いますが、その大変な作業をだれがやるのでしょうか?
本来であれば経営者、経営陣がやるべきなのです。
しかし企業の経営者は今利益が出ているなら
「敢えて大変な思いをしてまで改善する必要があるのか?」
と思っているはずです。
会社を変えることは相当大変です。
社内に抵抗勢力も現れるでしょう。
相当な覚悟と、熱意が無ければできません。
過去に会社を大幅に変えた経験がある経営者も稀ですし、会社を大幅に改善できる人材がいないのも事実だと思います。
ですので「会社を変えれる人材(本気で変えたいと行動に移す人)が不足している、あるいは居ない」という要因が、ブラック企業が無くならない大きな理由です。
大手企業ならまだしも、中小零細企業ならなおさらだと思います。
労働基準法違反をした場合の罰則がもっと重くなれば、ブラックな職場を改善される可能性は高いのですが、現在の罰則ではそこまでブラック企業の経営者を本気で改善しなければいけないどう動機づけにまで至っていない様に思います。
仮に罰則が厳しくなったとしても、改善できる人材が居ないので、多くの企業がブラック企業のまま、事業を続けられるだけ続けるのではないでしょうか。
環境の改善を訴えたとしても、職場環境が改善されるには、時間はかかると思いますので、自分の勤め先がブラック企業だと判明した場合には、すぐに転職活動をすることを、個人的にはお薦めします。
ブラック企業を見分ける3つの特徴