短期離職後の転職活動のポイント
こんにちはイッシーです。
最近
「新しい職場で働いているけど辞めたい」
「イメージしていた仕事と違った」
このようなご相談をいただくことが増えています。
よく
「入社1か月以内に会社を辞めるのはダメでしょうか?」
と聞かれることが多いですが、僕は嫌ならさっさと辞めて、新しい職場に移った方が良いと思います。
しかし、1点だけ注意してほしいポイントがあります。
「なぜ今の職場に入ったのか?」
「同じことが二度と起きないように今回の転職では何を改善すべきなのか?」
これを明確にしてください。
何らかの理由で今の職場に入ったと思いますが、短期間で会社を辞めたいと思っているということは、転職活動中に何かしらご自身でミスをしているはずです。
僕が無料で配布している「転職活動のチェックリスト」がありますが、そのチェックリストの通りに転職活動をしていれば、1か月以内で辞めたいと思うことはほぼ起きないと思います。
ありとあらゆる角度で、会社を検証して
「この会社が良い、このお仕事が良い」
と思って入社されるはずなので、たった1か月で
「もう辞めたいな」
と思う確率をかなり減らすことができます。
転職活動のチェックリストを使っている人でも、できていなかったこと、敢えてやらなかったこと、忘れていたことが必ずあると思います。
「なぜ今回の職場に入ってしまったのか?」
「何をミスしてしまったのか?」
ということを今一度書き出してみて、振り返ってできていなかったことを見つけてそのミスは絶対にやらないよう改善して、次の転職活動に臨んでください。
今の職場を選んだのはご自身なので、次の転職活動は妥協せずに行ってください。
短期離職後に転職活動する際の注意点
今回は、入社して1か月2か月、あるいは半年、1年以内に
「もう転職したいです」
「会社を辞めたいです」
このような方向けに、短期離職した方が転職する際に注意してほしいことをご紹介したいと思います。
僕は以前から短期離職をする際には、自分の強みと今回転職する目的を明確に持ってくださいと説明しています。
その内容を踏まえた上で、もう1点注意すべきことがあります。
それは、転職のストーリーを作ることができるかどうかということです。
「転職のストーリーって何?」
このように思われた方もいると思います。
転職のストーリーは、過去、現在、未来のご自身のストーリーのことです。
短期離職の場合は、この「転職のストーリー」がとても重要になります。
皆さんは
「短期離職は次の転職に不利だな」
「企業の人に悪い印象を持たれているのではないか?」
このように不安に思っている方もいると思いますが、まさにその通りで
「1か月で辞めたい」
「半年、1年以内に辞めたい」
このような場合は、企業側から良い評価を得ることはできません。
とはいっても、短期離職でも転職成功する人、失敗する人がいます。
これはなぜかというと、強みと転職の目的意識を持ってこの2つを掛け合わせて、転職のストーリーを作ることができるかがポイントです。
例えば、今まで人事のお仕事をしていて今回営業のお仕事に転職しました。
しかし、1か月営業のお仕事やってみて
「自分は営業の仕事に向いていないから、人事の仕事に戻りたい」
こういった場合は、転職のストーリーが作りやすいです。
人事の仕事をしてきた強み、営業の仕事を経験した上で人事の仕事の魅力に再認識した部分を面接で伝えることができて、次の仕事でまた人事として活躍したいというストーリーを作ることができれば、1か月、2か月の短期離職でも転職することはできます。
しかし、何となく会社を辞めたいという理由や、人間関係が上手くいかないという場合は、それを面接で言うわけにもいかないですし、他に取ってつけた理由で
「転職したいです」
と伝えても評価されにくいです。
自分の強みと転職の目的、あとは企業にとって即戦力になるのかが重要です。
そのため、自分の強みと転職の目的をミックスさせて「ストーリー」にできるのかが非常に重要です。
このストーリーは人それぞれ異なります。
僕は有料の転職コーチングで多くの方々とお話している際に、自分だったらどういう転職のストーリーを作るかなと思いながら、色々深掘りさせていただいています。
相談者さんが短期離職でも、転職のストーリーを作ることができれば転職可能ですし、反対に転職のストーリーを作る上で
「今の会社でもまだやれることがあるのではないか?」
と感じれば、自分の強みや転職の目的を作ることをまずはおすすめして、まだ転職しなくても良いのではないかとアドバイスしています。
僕も転職相談を受けているときに、転職のストーリーを作ることができるのかどうかを非常に意識していることを皆さんにも知っていただきたいなと思い今回このようなお話しをしました。
ご自身の強みと転職の目的、そしてそれを掛け合わせた転職のストーリーを作ることができるのかという観点で1回自己分析をしていただいて、転職活動すべきなのかを是非今一度考えてみてください。