無料の転職相談に期待してはいけない3つの理由

こんにちは、転職コーチングを始めたイッシーです。

最近まで転職エージェントをしていた自分が言うのもおかしな話ですが

無料の転職相談には過度な期待はしない方が良いかなと思います。

私のYouTube動画を普段から観て頂いている方は、知っている方も多いとは思いますが

無料の転職相談を積極的に行っているのは、人材紹介業を行っている「転職エージェント」です。

なぜ転職エージェントが行っている無料の転職相談に、過度な期待をしない方が良いのか理由をお話ししたいと思います。

※すべての転職エージェントさんを否定している訳ではありません。一部の悪質な転職エージェントが出現している為、「転職希望者の方も自己防衛をして頂きたい」という考えで、この記事を公開しております。

①無料の転職相談を集客の道具にしている

転職エージェントの中には

「転職相談を無料で受け付け中です」

と言って紹介できる求人が無いか探るだけの、ヒアリングしかしない転職エージェントもいます。

もちろん今までの仕事内容、転職先の条件等、最低限のヒアリングします。

しかしそれは「転職の相談に乗りたい」という理由で、話を聞いているのではなく

「自社が保有している求人を、どこか紹介できないかな?」

「どの企業なら書類選考通過するかな?」

という品定めをしているだけの場合もあります。

またある程度の品定めをした上で

「この人に紹介できる求人は無いな」

「この人の経歴では内定の獲得は厳しいな」

と判断した場合には、ある程度のアドバイスはするにしても継続的な転職のサポートはしないことがほとんどです。
※というかビジネス上できません。

ですので、人材紹介業者が行う無料の転職相談には過度な期待はすべきではありません。

②参入障壁が低すぎて業者が多すぎる

転職エージェントという仕事は、有料職業紹介事業者の免許を取得して事業を始めることができます。

しかしこの人材紹介免許ですが、比較的容易に取得することができます。

そして免許を取得している事業所は年々物凄いスピードで増えています。

大手の転職エージェントのイメージしかお持ちでは無いとは思いますが、転職エージェントといわれる有料で仕事を紹介している事業所は全国に約2万箇所近くあります!!!(実際に稼働しているかどうかは別として)

そして働いているアドバイザーはもっといます!!!何万人もいます!

※ちなみに全国のセブンイレブンのお店の数は、20,733店舗(2019年1月末時点)です。

そうなると、人材紹介会社同士で、転職希望者の奪い合いが起き

「他社よりも先に企業にエントリーさせたい」

「他社に転職希望者を取られたくない」

という様な心理状態に当然なる転職エージェントも出てきます。

こういう理由で、転職希望者へ時間をかけてサポートするということが難しくなり、とりあえず求人情報を送りつけたり、勝手に企業にエントリーしちゃったり、内定の辞退をした場合に脅すようなエージェントがでてきているのではないかと思います。

③情報の非対称性がありすぎる

初めて転職活動をする方は「転職活動のリテラシー」が低いです。

どういうことかと言うと「転職活動の素人」ということです。

言われれば当たり前なのですが、転職エージェントとの間には「※1 情報の非対称性」がありすぎます。
※1 市場における各取引主体が保有する情報に差があるときの、その不均等な情報構造である

転職エージェントは豊富な知識・情報を持ってて、転職希望者はほとんど知識・情報を持っていないです。

そうなると、どうしても転職エージェントに言われるがままに行動して、意思決定をしてしまう方がいらっしゃいます。
※基本的には信じても良いのですが、その転職エージェントが信用するに値する人物なのか、正直分かりませんよね。

また転職エージェントは「売上が上がる方向」に話を誘導します。

これは悪いことではなく、人材紹介業と言うビジネスなので当然です!

ですので、本来ベストな方法としてはご自身でもある程度の「転職活動のリテラシー」を知識武装した上で、転職エージェントが言っている事が妥当な事なのかどうかをご自身で最終判断して頂きたいです。

「転職活動のリテラシー」を上げる方法としては、私のYouTubeチャンネルの「転職の教科書」という再生リストを全部観て下さい。

ある程度の「転職活動のリテラシー」を上げることはできます。

まとめ

過度な期待をして裏切られている方も大勢いらっしゃるかと思いますが、上記の理由から人材紹介業者が行う無料の転職相談には、過度な期待はすべきではありません。

転職相談をする側も、ある程度の知識武装はした上で転職エージェントに頼りきるのではなく、二人三脚で自分のキャリアを切り開くという気持ちで、最終的には自分で考えて意思決定をして頂ければと思います。

転職エージェントの正しい利用方法とは?
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