こんにちは、イッシーです。
先日YouTube動画の視聴者さんから
「試用期間中の退職についても動画にして欲しい」
とリクエストがございましたので、試用期間中の離職に関することを話したいと思います。
まず試用期間って何?って人もいると思いますので、試用期間について説明します。
試用期間中の採用は、採用後に従業員としての適格性を観察・評価するために企業が設けた期間で、試用期間中は、基本的に解約権留保付労働契約が成立していると考えられるそうです。
試用期間は、大体3か月から6か月くらいの期間を試用期間と設定する企業は多いですね。
試用期間中の退職は2種類あります。
自ら退職を申し出るパターンと、会社から解雇を告げられるパターンになります。
まず自ら退職を申し出るパターンですが、試用期間中の退職であっても、試用期間がに退職した場合は、普通の短期離職になります。
試用期間中、試用期間外であったとしても特に1年以内で辞めた場合には、特に違いは無いと思います。
短期離職が、次の転職活動でマイナスになるのか、マイナスにならないのかという点は退職理由次第かと思います。
前回の動画で話した、そもそも募集の求人内容と実態が違った場合の退職は、しっかり説明できればマイナスにはならないと僕は思います。
しかしそれ以外の仕事がつまらない、自分に合わなかった、人間関係で辞める場合などは、次の転職活動でマイナスになる可能性は高くなるかもしれません。
ですので、今就職活動をしている、転職活動をしている方は、短期離職に繋がらない様に、しっかり考えて、仕事探しを続けて頂きたいと思います。
また1日で辞めたとか、数日で辞めたという場合には、企業との話し合いにもよりますが、雇用を無効にすることもできますが、雇用保険に入るとそれは難しいので注意してください。
次に試用期間中に企業側から解雇を告げられた場合の話になります。
試用期間中の解雇は、解雇する理由に客観的に合理的な理由が存在し、社会通念上相当と認められるような場合にのみ許されるとされます。
・勤務態度が極めて悪い場合
・正当な理由なく遅刻・欠勤を繰り返す場合
本人の履歴に重大な虚偽の事実があったことが発覚した場合ですので、特段解雇理由が無い場合や、仕事が思ってたよりできないから解雇するということはかなり難しいです。
僕の知人が勤めていた会社でも、中途採用で入って来た即戦力を期待されていた方があまりにも仕事のできが悪くて、試用期間中に解雇を伝えたそうなんです。
でも結局は解雇できずに、働き続けている人がいたって話が以前あったんですよね。
法律上は試用期間中の解雇を告げられても、著しくあなたが客観的に勤務態度が悪く無ければ、解雇されることはありません。
それでも試用期間中の解雇を迫られるのであれば、近くの労働局に相談してみるのも良いと思います。