アパレル販売員として働いている人で
「給料が少ない」
「体力的にきつくなってきた」
「ブランドイメージと自分がかけ離れてきた」
一度はこのように思って、転職を考えたことがある人は多いのではないでしょうか？
今回は「アパレル販売員が転職するならおすすめの仕事」「アパレル販売員から異業種に転職する際の注意点」について解説いたします。
アパレル販売員しか経験が無い場合でも、他の業界・職種に転職することは可能です。
しかし、誰でも転職できるというわけではありません。
年齢が上がるにつれて、求められるスキルも高くなり採用される確率は低くなります。
企業は、社員を育成することも考えて採用するため、教育しやすく、長期就労を見込める若手を採用したいと考えがちです。
そのため、異業種への転職を考えている人は早めにしましょう。
30代だとしてもマネジメント経験がある場合は異業界でも転職しやすい傾向もあります。
その場合、何をマネジメント経験とするかは企業によって様々なため、自己PRする際は具体的にどのような管理・指導を行ってきたか記載しましょう。
アパレル販売員としての接客スキルを活かすことのできる営業職は、おすすめの仕事の一つです。
・販売力
・コミュニケーション能力（共感力）
・お客様にあった立ち振る舞い
このような部分も営業職としてパフォーマンスを発揮できる能力の一部です。
アパレル販売員は常に接客しているため、自然と対人関係の築き方が上手になります。
相手が何を求めているのか？
相手が嫌なことは何なのか？
何をされたら嬉しいのか？
このようなことを、予測してコミュニケーションを取ることができます。
自然とそのスキルを発揮し、営業で成功する人が多いです。
営業職の面接では、店舗の売上目標を達成するために工夫してきた点などを実績を基に説明することで、営業職としての素質があると思ってもらいやすくなります。
また、営業職は「未経験歓迎」と記載されている求人が多くあります。
営業未経験者におすすめな業界は以下があります。
・人材業界
・不動産業界
・リフォーム業界
・通信業界
・保険業界
・広告業界
20代未経験で営業職に転職しやすい５つの業界 
事務職は、残業が少ない会社が多い、精神的なストレスがあまりない、プライベートの時間を確保できるなどの理由により人気な職業です。
事務職には、一般事務と営業事務があります。
一般事務は、来客対応や書類作成など幅広い事務仕事に対して、営業事務は、営業のサポートとして指示された書類作成などが主な仕事です。
事務職は、社内の多くの人と関わりを持つ仕事のため、コミュニケーション能力や気配りといったアパレル販売員で培われてきたスキルが活かせます。
未経験者歓迎の求人もありますが、WordやExcel、PowerPointなどのスキルは必須とされるため、スキルを身に付けた上で応募しましょう。
事務職の注意点としては、専門的な知識が必要とされない分将来的なキャリアアップは難しいです。
「アパレル販売員より負担が少なさそう」
という理由だけで選択するのではなく、数年後を見据えて
「どのように働きたいのか？」
を考えた上で転職について考えましょう。
高齢社会により、介護サービスへの需要は年々高まっています。
今後、ますます高齢化は加速するため介護職は将来性のある職種の一つでもあります。
しかし圧倒的人不足のため、常に中途採用を積極的に実施している介護施設が多いのが現状です。
介護職は無資格で働ける業務もあり、専門的な仕事を行う介護職のサポートに回ります。
「資格を取得して介護職でキャリアアップしたい」
と考えるようになれば、資格取得支援制度を導入しているところが多いため、働きながら経験を積み介護福祉士になることも可能です。
アパレル販売員で培ってきた、お客様に対する丁寧なアフターフォローや、コミュニケーション能力は介護職でも発揮することが可能です。
介護職の注意点としては、従業員の少ない施設での一人ひとりの業務の負担が大きい場合もありますので、事前に施設探しなどは入念にしましょう。
販売員としては働きたくないけど、アパレルは好きという方は、販売員から営業の異動が企業によっては可能です。
営業職希望の人も最初は研修で店舗に配属されることが多く、現場の仕事を理解している人がアパレルの営業職では求められます。
その点、販売員として働いていた経験を活かし即戦力になれます。
企業側からしても外部から人を雇うより、自社を熟知した人が営業になってくれた方がメリットが十分にあります。
営業職に異動したい場合は、スキルを上げて店長職を経験してから異動希望を出すと良いでしょう。
アパレル販売員から異業種に転職する際は、年齢が若いうちに決断しましょう。
冒頭にも記載した通り、年齢が上がるにつれて求められるスキルも高くなり採用される確率は低くなります。
未経験者を採用するとなると、社員を育成する必要があります。
企業は同じコストをかけて教育するとなった場合、年齢が若ければ、飲み込みも早く、自社に順応してくれると感じています。
今までアパレル販売員として培ってきた経験やスキルを棚卸して、次の仕事で活かせる「経験」「強み」を明確にしましょう。
企業側は
「あえて異業種の人材を採用するメリットがあるのか？」
という点を見ているため、採用するメリットをアピールすることが大切です。
アパレル販売員におすすめの3つの仕事について解説いたしました。
アパレル販売員から転職を考えているという方は
・なるべく年齢が若いうちに転職する
・経験や強みを活かせる仕事を選ぶ
この2つを考えた上で、転職を検討してみてください。
アパレルの販売職から異業界への転職を検討している場合は、一度キャリア相談してみてはいかがでしょうか？
