今回は転職活動のチェックリストを活用して、転職に成功されたロッキーさんにお話しを伺いました。
転職成功者の経歴とは? ご本人のインタビュー動画あり!
イッシー:今回僕の動画を観て、転職活動されていたかと思いますが、ロッキーさんの簡単な自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?
ロッキーさん:北日本に住む45歳男性です。
大手有名流通関係の企業に在籍していました。
イッシー:ずっと流通畑を歩まれていたのでしょうか?
ロッキーさん:元々は外食産業にいて、将来商売をやりたいと考えていたのですが、交通事故で怪我をして後遺障害が残ってしまい、今の小売業に進みました。
イッシー:前職から小売業ということでしょうか?
ロッキーさん:そうです。
イッシー:その小売業ではどういったお仕事をされていたんですか?
ロッキーさん:いろんなことをやっていましたが、一番長くやっていたのは商品部のバイヤーを5. 6年程やりました。
そこから同じ会社でスーパーバイザーをやったりしました。
今回の転職理由は?
イッシー:今回、転職に至った理由はどういった理由でしょうか?
ロッキーさん:勤めていた会社が、早期希望退職者を募集していて、自分の親が介護が必要となっていたので、地元で働きたいという希望もあり、早期希望退職者に応募しました。
イッシー:2020年の1月から転職活動を始めて、3月末で退職されたということでしょうか?
ロッキーさん:そうですね。
早期希望退職の話が出た時点で
「会社に残るのか?」
「転職するのか?」
悩んだ中で
「自分が転職するとしたらどういった価値があるのか?」
「どういった企業に転職できる可能性があるのか?」
を検討材料に入れておきたかったので、何社かの転職エージェントに相談しました。
実際に求人案件の提案があった上で、転職してもいいかなと思い早期希望退職に応募しました。
転職エージェントからの提案は?
イッシー:実際には、転職エージェントから
「ロッキーさんでしたらこのような求人がありますよ」
という提案があって、行けそうだなと思って判断されたということですね。
利用された転職エージェントというのは、大手の転職エージェントですか?
それとも、流通に特化したエージェントだったのでしょうか?
ロッキーさん:大手の転職エージェントに相談しましたし、地元に特化した転職エージェントにも相談していました。
何件か求人案件を提案して頂いた上で
「これだったら自分の経験活かせそうだな」
という内容があったので応募しました。
イッシー:1月から、転職エージェントに提案された企業に応募し始めたということでしょうか?
ロッキーさん:そうですね。
最初はゼロからだったので、応募書類や職務経歴書の作成に時間がかかりました。
仕事しながらの転職活動だったので、1月から応募を始めて、本格的に転職活動が始まったのは2月でした。
転職活動はなかなか上手くいかなかった・・
イッシー:いくつか面接にも進まれていたかと思いますが、最初から転職活動は上手くいきましたか?
ロッキーさん:最初、提案頂いていた求人に関しては、企業側からも興味を持って頂いて面接にも進んでいました。
しかし、2020年2月後半から新型コロナウイルスの感染拡大し、企業側も求人をストップしているのが何個か出てきてしまって、話が進んでいたものもストップになってしまいました。
そのうちに3月の退職時期になってしまったので、4月から改めて転職活動を開始しました。
イッシー:4月からの転職活動はスムーズに進みましたか?
ロッキーさん:なかなか上手くいきませんでした。
イッシー:それはどういった点で、上手くいかなかったんでしょうか?
ロッキーさん:今思えば、闇雲に応募していたかと思います。
自分の経歴にマッチしていなかったり、企業側が求めている人物像がもう少し若かったり、3月後半から4月にかけてやっていた転職活動に関しては、手あたり次第に興味があったら応募していていました。
具体的にこういう仕事がしたいというよりは、焦りが出始めていたので、取り敢えず応募することが増えていました。
イッシー:それは、転職エージェントさんからご紹介頂いた求人の中から、応募していたのですか?
ロッキーさん:そのパターンもありますし、自分でサイトから直接応募もしていました。
イッシー:それは前職の経験などを考慮せずに、チャレンジしてみたいなと思って応募していたのでしょうか?
ロッキーさん:そうですね。
イッシー:それだと、なかなか書類も通らなかったということですね。
ロッキーさん:そうですね。
書類選考で落ちて、ショックを受けてましたね。
チェックリストの通り転職活動を進めたら・・
イッシー:転職活動をしていて、いつから僕の動画を観てくださるようになったのでしょうか?
ロッキーさん:2月頃から動画を観ていて、転職活動のチェックリストもダウンロードしていたのですが、ちゃんと確認までは出来ていませんでした。
このままだとまずいなという危機感から、イッシーさんの動画を改めて観るようになりました。
チェックリストを観ても、最初の項目が
「動画(転職の教科書)を観ましょう」
と書かれていて、確かにちゃんと観ていないと思い、まずちゃんと動画を観ることから始めました。
自己分析が不十分だった
イッシー:転職活動に対する危機感が出る前までは、なんとなく僕の動画を観ていたということですね。
ロッキーさん:そうですね。
ちゃんと動画を観始めたことで、そもそも転職活動の進め方が間違っていることに気づきました。
「転職の教科書を順番に観てください」
とイッシーさんは仰っていたかと思うのですが、最初の頃は闇雲に観ていただけでした。
イッシー:チェックリストの順番通り、確認しながら転職活動したということでしょうか?
ロッキーさん:確認しながらやっていきました。
自分では自己分析ができていると思っていたのですが、実は全然できていなかったということもチェックリストで分かりました。
自分で書き出そうと思ったら、なかなか書き出すことが出来ませんでした。
イッシー:それは全ての項目が書けなかったのでしょうか?それとも一部分が書けなかったのでしょうか?
ロッキーさん:全般的になんとなく言えるだろうと自分では思っていて
「客観的に見たときにどうなのか?」
「説得力ある内容なのか?」
という風に深堀せずに、表面的にしか書けていませんでした。
なので、イッシーさんの動画を観ながらもう一度チェックリストをやっていくと「自己分析」が特に不十分でした。
チェックリストが特に役に立ったことは?
イッシー:実際にチェックリストを使って、転職活動されていたかと思いますが「こういう部分で役に立った」「こういう風に使うと良い」などありますでしょうか?
ロッキーさん:過去を振り返りながら、自分の強みを書き出していくようになっているかと思いますが、一番良かったのは「今回の転職の軸は何ですか?」というのが良かったです。
転職の軸が無いまま、転職活動していても、企業に対する自己PRや志望動機がずれてしまい、マッチしていないのに応募してしまうということもありました。
ですが、転職の軸がしっかりしていればそういうことも防ぐことが出来ます。
転職の軸がしっかりしたことで、応募する企業が明確になりましたし、自分がどういう仕事に進みたいのかも改めて発見できました。
イッシーさんの動画を観ることにより、転職活動の進め方が明確になりました。
イッシー:転職の軸が出来てから、応募する企業も絞れてきたということでしょうか?
ロッキーさん:そうですね。
闇雲に応募するのではなく
「この企業でどういった仕事ができるのか?」
「自分が働いているイメージができるのか?」
なども含めて、転職の軸があることで企業研究にも結びつきました。
なんとなくというより、転職の軸に沿った内容で、応募する企業を選択することができました。
イッシー:僕も動画でよく言ってますが、やってみないとわからないですよね。
ロッキーさん:最初にチェックリストを見たときは「分かってるよ」という感覚でしたが、自分が自分のことを実は全く分かっていませんでした。
転職の軸を作ったらスムーズに進む!
イッシー:チェックリストをご利用頂いて「自己分析」「転職の軸」が出来て、応募する企業も絞れて、そのあとはスムーズに進んだのでしょうか?
ロッキーさん:はい、スムーズに進みました。
イッシー:以前とは劇的に違いましたか?
ロッキーさん:私の場合は違いました。
イッシー:闇雲にやっていたときは、自己PRも手あたり次第だったのでしょうか?
ロッキーさん:凄く表面的な言い方になっていたり、具体性が無い伝え方になり、準備不足でした。
イッシー:結果的に、内定はいくつ頂いたんですか?
ロッキーさん:内定は2つ頂きました。
イッシー:その2つから1つに絞る際は、転職の軸に照らし合わせて最終的に決めたということですよね。
転職の軸が無かったら迷いましたか?
ロッキーさん:迷いましたね。
自分の中で、今回の転職活動で優先すべきことは何なのか?を考えないと
「こっちの会社の方が大きいから安心かな」
という風に思うこともあると思います。
しかし転職の軸があることで
「そこだけで判断していいのか?」
とも思いましたし、企業研究でやっていたことが、内定後の選ぶ段階でも役に立ちました。
「自分の転職の軸に近い企業はどっちなのか?」
ということを踏まえた上で、会社を選ぶ判断材料になりました。
イッシーさんの動画を観て、転職活動を進めたことは役立ちました。
転職した後の事まで考える
イッシー:良かったです、ありがとうございます。
ロッキーさんの場合だと、働いた後の方が重要だと思いました。
働いた後のことを重視して、転職先を決められたのかと思うので、良い判断だったんじゃないかなと思います。
内定を頂いた2つの企業の規模感は違うと思いますが、働き方や会社の強みは全然違いますよね。
ロッキーさん:業種も会社の規模感も違いますね。
会社の規模感だけだったら、内定辞退した会社のが大きいですが
「本当に自分の希望に当てはまっているのか?」
と考えると、内定を決めたところの方が、当てはまりました。
今後の人生を考えたときに、より自分の目指す人生に近い方を選びました。
そこに対しては、迷いは無く、今でも決めて良かったと思います。
イッシー:お話聞いていると、凄く良い転職活動ですよね。
ロッキーさん:自分自身も納得した上で、結論を出すことが出来たので良かったです。
イッシー:ロッキーさんから帝国データバンクのデータを頂いた上で、どっちの会社が良いか簡単なアドバイスもさせて頂きましたが、転職の軸に沿って働いているイメージが湧きましたね。
ロッキーさん:そうですよね。
そこが無いと入った後も厳しいかなと思います。
今回はそういう意味で言うと、徹底的に調べて納得した上で転職先を選んだので、非常に満足しています。
イッシー:これまで、20代、30代でも転職されていたかと思いますが、40代で転職して今までと違う部分はありましたか?
ロッキーさん:やはり年齢で足切りされることは間違いなくあると思います。
30代でも即戦力の人材を求められると思いますが、40代では
「企業に入って何が出来るのか?」
より具体的に説明できないと、若い人と比べたときに採用まで至らないと思います。
今までやってきたことプラス、今後も出来ることを踏まえた上で考えてアピールしないと内定は厳しいです。
イッシー:20代、30代の転職活動のときに、企業を選ぶ際の条件がいくつかあったかと思いますが、今回の転職活動では、20代、30代のときには無かった条件も出てきましたか?
例えば、働き方や、ライフスタイルの変化、ご両親の介護なども考慮しないといけないですよね?
ロッキーさん:考慮する必要があります。
今回、私は親の介護があったので早期退職を希望しましたが、大きい会社だと全国転勤するところもありますし、そういうところですと難しいです。
今回応募していて、実際に進んでいた企業もありましたが、大きい会社で全国規模となると、今は無いと言っていても
「将来的に転勤はどうなのか?」
と言ったらどうなるか分かりませんし、大きい企業に勤めていたので分かりますが、同じところにずっといるというわけにもいきません。
そういう意味で言うと、今回内定が決まったところは規模は小さいですが、基盤がしっかりしているので選びました。
イッシー:やはり20代、30代の転職とは、企業を選ぶ観点も違いますね。
ロッキーさん:20代、30代だと年収などが条件で一番になるかと思いますが、今回の私だと勤務地や休日などが優先になりました。
イッシー:ちなみに転職エージェントさんからのアドバイスはありましたか?
ロッキーさん:残念ながら具体的なアドバイスはありませんでした。
企業の提案は結構ありましたが
「自分の強み弱みを棚卸しましょう」
という具体的なアドバイスは無かったです。
イッシー:ロッキーさんの方から
「アドバイス欲しいです」
ということは伝えられたのですか?
ロッキーさん:「面接の練習をお願いしたいです」
という話はしていましたが、結局うやむやにされてしまいました。
イッシー:では面接の練習もしてもらえずということだったんですか?
ロッキーさん:面接の情報は頂きましたが、基本的な面接前の注意事項が機械的に送られてきただけでした。
イッシー:情報提供だけだったんですね。
ロッキーさんから、40代で転職希望の方に向けて、何かアドバイスはありますでしょうか?
ロッキーさん:まずはイッシーさんの「転職の教科書」の動画を観てくださいというのが私からのアドバイスです。
私自身もイッシーさんの転職の教科書を観ないで始めたことで、遠回りしてしまいました。
途中から転職の教科書を順番に観て、チェックリストやワークシートに取り組むことで「転職の軸」ができて、企業分析も進んで、面接対策にも繋がりました。
「動画を観て、手を動かす」となると時間はかかりますが、その手間を省くと自分が納得した転職は出来ないと思います。
転職エージェントに何社か登録してましたが、イッシーさんのようなアドバイスは無いので、動画を観た方が良いです。
イッシー:転職エージェントも、転職の教科書の動画の内容を伝えようとすると、一人ひとりに対して3.4時間かかるんですよね。
正直それをするのは厳しいと思います。
ロッキーさん:イッシーさんの立場だと第三者として意見を言って言って頂けるので、そういうアドバイスは大きいです。
自分が使っている転職エージェントだと、利害関係者なので、自分が紹介する企業に入ってほしいと思いますよね。
でも、客観的に見て
「本当にそこで良いのか?」
というのもありますし、そういう意味で言うと難しいですよね。
イッシー:ロッキーさん、ありがとうございました。