以前までは副業を禁止している企業が大半でしたが、今は副業を容認する企業が急速に拡大してきています。
採用や従業員の定着率にプラスに繋がるため、今後副業を容認する企業は拡大していくでしょう。
そこで今回は、副業の選び方、副業OKの企業に転職する際の4つの注意点について解説いたします。
副業を希望する人に共通するのが
「成長したい」
「知見を深めたい」
といった人が増えています。
新型コロナウイルスの感染拡大によりその傾向は強まりました。
「一つの会社に頼って生活しているとリスクが大きすぎる」
と考える人が以前よりも増えたのがきっかけです。
優秀な人材であればあるほど、会社を通さず個人で仕事を依頼されるケースが多くなります。
勤めている会社が副業規定の制限がある場合
「副業がNGなら会社を辞めようかな」
「副業OKの会社に転職しよう」
と優秀な人材が離れてしまう可能性があります。
確かに、自分の能力を発揮できる場所はあるのに、縛られて発揮できないのであれば、転職や独立を考えることは当たり前です。
企業としては、副業を認めることで、優秀な人材の流出を防ぐことができるというわけです。
副業を認めることで
・やりたいことにチャレンジできる
・本業だけでは身に付けられないスキルを身に付けることができる
・自分の能力を発揮することができる
・収入を増やすことができる
・やりがいを持って仕事を取り組むことができる
などということが従業員にとってメリットがあり、企業としても満足度の向上、従業員の定着という大きなメリットに繋がります。
副業をしようと思えば、様々なものがありますが選び方によって自分の人生をより豊かにするかは大きく左右されます。
副業をする目的が
「収入を増やしたい!」
という方が多くいるのは事実ですが、収入を増やすことを第一の目的としてしまうとスキルアップには繋がらないケースが多いです。
その場限りの単発的な収入を増やすことができたとしても、将来的に見たときには長期的な収入は増えないということもあります。
「スキルを身につけることで、自分の望む将来は手に入れられるか?」
ということをまず考えることが重要です。
本業で勤めている会社では
「実務経験が乏しい」
「もっと高度な技術を学びたい」
このような場合、関連する副業を行い経験を積むのがおすすめです。
また、将来のキャリアアップを目指す上で、身に付けておきたいスキルを明確にし、その中から副業を選ぶのもいいでしょう。
動画市場はまだまだ増加傾向にあります。
しかし、以前よりも
「動画編集を始める人が増えた」
「案件が安くなっている」
という課題もありますが、まだまだ動画市場は拡大しているため、副業で始めるという人にもスタートしやすい人気の副業です。
副業で動画編集が向いている人の特徴は
・案件に真摯に取り組むことができる
・期日を守ることができる
・動画編集が苦ではない
以上のような人が向いているでしょう。
在宅で仕事ができるプログラミングは副業に最適です。
昨今、特にIT人材が不足しています。
今後さらにIT人材の需要が高まると予想されているため、習得したいスキルと言えます。
・働く時間を調整できる
・リモートワークや在宅ワークが可能
プログラミング同様に、Webデザインは需要が高いスキルです。
ビジネスのオンライン化が進み、IT・Web関連の人材が不足しているため、フリーランスや副業のWebデザイナーの依頼するWebデザインの案件が増えています。
・パソコンさえあれば場所や時間にとらわれず仕事が可能
・デザインに興味があると始めやすい
副業OKの企業に転職する際
「副業ができる」
という志望理由だけでは、企業側も
「副業ができるのであれば、他社でも良いのでは?」
と疑問に思います。
まず前提としては
「本業できちんと成果を出す」
ということを十分肝に銘じておきましょう。
副業は、あくまでも本業があってのサブの仕事です。
中途半端になるよりは、まず本業に専念して結果を出して余裕が出てきてから、バランスを見ながら副業に取り組みましょう。
副業がOKとされていても、届け出が必要だったり、条件が決められている場合もあります。
場合によっては相談・交渉が必要になるかもしれません。
就業規則に沿って副業を行いましょう。
雇用形態に関わらず、見聞きした情報を外部に漏らすのはNGです。
情報漏洩に関しては法律に触れる可能性もあるので、本業でも副業でも誠意を持って働きましょう。
副業を始めるということは、家族との時間も削って仕事を行うことになります。
理解を得て副業を始めないと、家族の不満が募り、結果お互いストレスが溜まります。
・どうして副業をするのか?
・副業の仕事内容
・どれくらいの期間やろうと考えているのか
などは説明した上で、始めましょう。
新型コロナウイルスの感染拡大により
「働くって何だろう?」
「このままの仕事で不安だ」
と感じ「副業」に関して真剣に考えた人も少なくありません。
副業を始めてみようと検討している人は、本業とのバランスを考えながら自分に合った副業に挑戦してみましょう。